傘の生地

傘の生地

傘用の生地を用意する場合大きく2通りの方法があります。
  お客様の生地を支給して頂く方法
  弊社で生地をご用意する場合

雨漏りなどしない為に、下記に注意事項をまとめましたのでご参照下さい。

生地を支給して頂く場合

傘用生地コーティング加工について

生地に仕様に応じた傘用のコーティング加工をします。

雨傘用: 普通コーティング加工
日傘用: UV撥水加工
晴雨兼用:UVコーティング加工

その際に 長さ11m以上、幅110cm以上140cm以下 のサイズが必要です。
この規格以外のものは別途サンプル代が必要になる場合や、加工が出来ない場合がありますのでご了承下さい。

傘用生地コーティング加工について

雨傘や晴雨兼用傘は生地に規定の耐水性が無い場合、雨漏りなどの原因となってしまいます。
その為、耐水性の出やすい目の詰まった綿100%、ポリエステル100%、ナイロン100%などをお勧めしています。
リネン、レーヨンなどは耐水性が出にくいです。

UV撥水について

日傘の場合、ご希望で生地にUV撥水コーティングをいたします。
UV遮断率が上がり、汚れを付きにくくする効果があります。
スカスカのレース地や手織りの麻などの目の粗いものは隙間から日が入ってしまう為、効果が出ない場合があります。
その際はコーティングなしでも傘に加工する事も出来ます。

傘加工の出来ない生地
重い生地
厚手の生地
傘の開閉が出来なくなる場合や骨が曲ったり故障の原因となります。
収縮性生地 ストレッチ素材などの収縮する生地は形が定まらず、傘に加工する事が出来ません。
傘に向かない素材 ウール、シルク、レーヨン、ラミー、アセテート、キュプラ、アクリル など
ハガキサイズで生地サンプルをお借り出来れば傘生地になるかお調べ出来ます。

生地をこちらで用意する場合

お客様の要望にお答え出来るよう、幅広く生地をご用意しております。
その中から傘に適したものでお選びいただけます。
その際、生産ロットが掛かってきますのでご了承下さい。

生地の取り方

傘を作る際に三角のパターンでコマを裁断していきます。
生地の模様や用尺によってコマの向きを変える事が出来ます。
生地目によって傘にした時にヨレ、シワが出る場合がありますのでご了承下さい。

横取り
横取り取り都合が一番良い取り方
縦取り
縦取りビラが出る場合があります
半幅取り
半幅取り
浴衣生地
浴衣生地
(画像クリックで拡大します)